閑話6

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巫女妹「じゃあ最後の質問。『識から外れしのみ』と『見識の間を歩まば、我等見るに能わず』」 ホナミン『(私達の)意識から外れただけ。(私達の)見識の間を歩かなければ、見ることはできない』 巫女妹「見識?」 巫女「意識のうち、視覚に関する意識の事よ。全体的に意訳すれば、私たちの視覚の死角を歩かれたら見えなくなるって事」 巫女妹「えっと、あの急に消えたやつって、術とか能力ではなく、単なる技術的なことなの?」 巫女「おそらく、とても高度な技ね」 ホナミン『よくわからないけど、【絶望の領域】と【クウリ】も技だから誰でも真似できるはずよ。あと霊体掴みも』 巫女妹「それ普通の人には無理ってことじゃん」 巫女「机上の上では可能なのよ。ああ、それでクウリね」 ホナミン『?』 巫女妹「どういうこと?」 巫女「『空理』って言葉は『机上の空論』っていう意味なのよ」 巫女妹「そういえば、【クウリ】系統って言ってたよね」 巫女「他にも実現不可能な技があるんでしょうね」
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