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四人は風呂に沈んだ。影山と月島は相変わらず険悪ムードの中、日向は下をうつむきながら色々と考えている様子だった。
(オレ、やっぱり影山のよりは一回りくらい小さいな…。ノヤっさん、オレより身長小さいけど、どんなの…)
「オ、オレ、もう上がる!」
「あ? 日向、百数えろよ!」
「もーうるさいな、のぼせたから上がるの!」
日向は湯から思い切り飛び出て、いち早く脱衣所に戻った。
(さっきもだ、この気持ち。ノヤっさんのこと考えると、ぐわーってなんか。うわっ、オレすげー顔赤いじゃん! それに…小さい…)
鏡を前にした日向は、自分の顔と身体を見ながらそう思った。
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