初日

6/6
前へ
/21ページ
次へ
四人は風呂に沈んだ。影山と月島は相変わらず険悪ムードの中、日向は下をうつむきながら色々と考えている様子だった。 (オレ、やっぱり影山のよりは一回りくらい小さいな…。ノヤっさん、オレより身長小さいけど、どんなの…) 「オ、オレ、もう上がる!」 「あ? 日向、百数えろよ!」 「もーうるさいな、のぼせたから上がるの!」 日向は湯から思い切り飛び出て、いち早く脱衣所に戻った。 (さっきもだ、この気持ち。ノヤっさんのこと考えると、ぐわーってなんか。うわっ、オレすげー顔赤いじゃん! それに…小さい…) 鏡を前にした日向は、自分の顔と身体を見ながらそう思った。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加