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あっくんが私を背中から抱きしめる。
耳にはあっくんの熱い息が吹きかかり、
胸元にはあっくんの手のひらが伸びてくる。
「……あっくん……もう……それが言いたかっただけでしょ……?」
「……そう」
今振り向いたら……
きっと二人とも我慢できなくなる……
私は振り向かずにあっくんの手のひらを自分の両手で覆って
あっくんのいたずらを何とか止める。
「……ご飯食べて……お風呂入ってからね……」
私が言うと、あっくんはあきらめられないのか
私のカラダを抱きしめたまま揺さぶって駄々をこねる。
「いいじゃんか。ちょっとくらい……」
あっくんが耳たぶを小さく噛んだ。
思わず声が漏れそうになるのを小さな吐息で我慢した。
そして、言うの……
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