最終章

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「アハハっ!!そうですね、俺が悪いです。」 そう言うと、ほっぺをギュッと抓られた。 「……その口、閉じとけ。」 「いひゃい……いひゃいでしゅって!!」 ―――こんな、大倉さんの顔が見れるなら、俺は怖くても大倉さんのことを紹介出来るだろう……。 何て思ってた俺が馬鹿でした。 駅に着くと、見慣れた顔触れが俺のことを待っていた。 「優希っ!!!!!!」 「えっ……わぁっ!!!!」 ―――姉さんだ。駅のど真ん中で抱き締められ、痛い視線を浴びる。 「あぁ…!!!!もう、ずっと待ってたのよ!!!!私、優希のことが心配で心配で……。」
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