第1章

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莉子は自分のアイデアを世に出してくれた事を喜ぶだけで、盗作を不問にした挙げ句、アイデアの切り売りを持ちかけてきたのだ。 CD曲の歌を歩合制ではなく、固定制で売ってしまうように。 アイデアが当たり、どれだけ評価されようとも。アイデアが外れバッシングされようと。莉子のアイデアは一律同じ価格で切り売りされた。 莉子のアイデア全てがヒットしたわけではない。しかし編集者とマンガ家には忘れがちな新鮮な発想やアイデアは良い一休みにも刺激にもなった。
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