第1章

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切羽つまって、煮詰まって、でも描き続けなければならない、書き続けなければならない。 技術に溺れ時間に追われ、より新しいアイデアとダメ出しに疲れ、創作の楽しさが薄れていく自分の大切だった何かが【消費】されていく。 そんな時に莉子の素晴らしい、あるいは他愛ないアイデアは、酷く懐かしい新しい感覚を作者達にもたらした。 つたなくて苦しんだ時のもどかしさ、初めてもらった感想の心臓が跳ねる喜び。 ああ素敵だな凄いな俺もやってみたいな、私もいつか誰かを振るわせるものを生み出したいな
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