第1章

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莉子はマンションで独り暮らしをしており、 彼女の両親は離婚後お互いに別の家庭を気付いているため疎遠。 そんな彼女の葬儀は簡素に終わってしまった。 しかし、彼女の死をさかいに、学校の回りで異様なストーカー被害が相次ぐようになる。 自称警察官、探偵、自称カメラマンに編集者。自称スタイリストや聞いた事のない芸能事務所のスカウトマン。 次々と声をかけられていく生徒達。 そしてストーカー達の目的が【莉子の情報】であり、莉子の最後を目撃した山村雄大を探すものだった。 自覚はあった。 そう、雄大はやらかしてしまったのだ。 雄大は、何を思ったか、とっさに莉子の握りしめていたスマホを盗んでいたのだ。
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