第3話

第1章

中年男性の正体は、某有名出版社の編集。

編集氏により明かされた莉子の正体は、『アイデア・ゴースト』

すなわち、長編マンガやラノベのアイデア屋だった。
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もともとは盗作騒動が発端だった。

アイデアこそあるが、脚本やマンガに起こす技術のなかった莉子は、つたないながらネット上にアイデアを書き溜めてアップしていた。

そのアイデアをパクった第三者が出版者に投稿、入選を果たしてしまったのだ。