第1章 展翅

5/27
前へ
/27ページ
次へ
「果たして――そうか?」 意味深に標本を放り投げる。 と――。 聡明な目元を翳らす髪をかきあげて。 「一概にそうとは言えまい」 また長い指を 悪戯に僕の唇で遊ばせた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

92人が本棚に入れています
本棚に追加