《 ハンニン × ト × ヒガイシャ 》

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「お若いのあんた等も早くお帰りなさい」 「ご老人、聞いてもよろしいですか」 老婆は、二人を帰らせようとした。 しかしクラピカは、さっき疑問に思ったことを尋ねずにはいられなかった。 「なんじゃ」 「さっき言っていた“まだ”とは何の事なんですか」 「・・・・・・余所者のおまえ達に話すことは何もないぞ」 老婆は、一言言うとスタスタと歩いて行ってしまった。 「あの婆さん、何か怪しくないか?」 「ああ、多分だがあのご老人今回の事、最近この辺りで起きている  事件の事も何か知ってるんじゃないのか」 「本当か!?クラピカ」 レオリオが横にいるクラピカを見た。 クラピカは、何か考えている様だった。 「ああ、だがまだ分からないこともあるんだ」 「何だよ、それは?」 「とりあえず、二人と合流しよう」 「ああ、そうだな」 二人は、まずはゴン達と合流する為に別れた所まで戻ることにした。 「この辺だったか?」 「いや、もう少し向こうではないか」 途中まで戻ってきた二人は、慌てて駆けつけた為自分達が居た所を見失ってしまった。 「お~い、クラピカ!レオリオ!」 「おっ!あの声は・・・ゴン!キルア!」 自分達を呼ぶ声に振り返ると、ゴンとキルアが誰かと一緒に歩いて来ていた。 レオリオとクラピカは、駆け寄って行き二人と合流した。 「大丈夫だったか?二人共」 「ああ、当たり前だろ?なあ、ゴン」 「うん、そうだね」 「それもそうだな」 クラピカは、二人と話しながら苦笑いしていた。 その中で、ただ一人だけ何とも言えない表情でそれを見ているレオリオの姿があった。 「どうかしたの?レオリオ」 「そいつ誰だよ?」 レオリオは、二人と一緒にいる人物を指差して聞いてきた。 「ん?ああ、こいつか、ほらさっき追いかけて行ったやつだよ」 「さっきのやつか・・・てか何でおまえ等と居るんだ?」 「あっ、それはね・・・」 レオリオの疑問をゴンが答えた。
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