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「キルア!ちょっと来てよ」
ゴンは、キルアの付けたテレビを見ていた。
キルアはというと、今日会う相手に電話を掛けていた。
「ん?どうかしたのか?ゴン」
「あれ・・・」
ゴンが指差すテレビの画面には、前日にゴンが人とぶつかった近くで事件が起きたようだった。
その事件は殺人だったようで、しかも時間的にゴンとキルアの出会った人物が一番怪しかった。
「気になるね・・・」
「ああ、でも今日は久しぶりにみんなと会うんだ、
そんなことは忘れようぜ」
「そうだね!早く会いたいな」
~ ・・・数時間後・・・ ~
キルアとゴンは、待ち合わせ場所に来ていた。
「まだかな~」
「おーい、ゴン、キルア」
「あ!レオリオだ!」
通りの向こうからハンター試験で出会ったレオリオとクラピカがやってきた。
「久しぶりだね。レオリオ、クラピカ」
「おまえ等こそ、元気でやってたか?」
「当たり前じゃん。な、ゴン」
「うん」
四人は、それぞれが体験したこと、やってきたことなどを話し、大いに盛り上がった。
その後、四人はゴンとキルアの泊って居る宿に向かうことにした。
「最近、この辺で殺人が立て続けに起きているようだが」
「ああ、今朝もニュースでやってた」
「まだ、近くにいるんじゃないのか」
「・・・・・・」
「まあ、俺とキルアとクラピカが入れば大丈夫でしょ」
「え?俺は・・・」
「「「一番最初に死/にそう/ぬだろ/ぬな」」」
レオリオ以外が一斉に答えた。
「ひでっ(+_+)」
「嘘だよ、レオリオ」
元気に慰めてくれるが、レオリオは苦笑して答えるしかなかった。
「あはは、ゴンそれはフォローになってねぇぞ」
「確かにそうだな」
「あれ?そうかな」
「おまえらいい加減にし」
『キャアアアア!!』
「!!」
レオリオが言い終わる前に誰かの悲鳴が聞こえてきた。
4人はすぐさま声の聞こえた方へ走り始めた。
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