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「確か、こっちの方だったはず・・・」
先頭を走っていたゴンが角を曲がろうとした
「わぁっ!」
「きゃっ!」
曲がってすぐのところでゴンは誰かとぶつかった。
それは真っ黒なフードを被った人物だった。
「いたたた」
フードを着た相手とぶつかってしまったゴンは尻餅をついてしまった。
「ごっごめんなさい」
フードを着た相手は慌てて一言言うとキルアの横を通り走って行ってしまった。
通り過ぎて行く時、キルアはある事に気がついた。
「ゴン!さっきの奴、昨日おまえがぶつかった奴だ!」
「え!?」
それを聞いたゴンは、ぶつかったフードを着た相手を追いかける様にして走り出した。
「おい!ゴン、キルア!どこに行くんだよ!?」
ゴンの後を追いかけように走り出そうとしたキルアをレオリオが呼び止めた。
「俺とゴンでさっきの奴を追いかけるから、
二人は悲鳴の聞こえた方に行ってくれ」
「はあ!?」
「理由は後で話すから」
そう言い残し、キルアはゴンの後を追いかけるように走り出した。
「行っちまいやがった・・・」
レオリオとクラピカは、その場に取り残された。
「私たちも行こう」
「・・・ああ」
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