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まん丸お月様が今日も黄色く輝いている。
そして、その光を道しるべとして、小鳥たちが、木々の間を飛びかう。
ある鳥は眠りにつくが、ある鳥は森中を飛び回り、餌を探している。
ここは中国の国のある貴族のお屋敷である。
広い庭には白、紅の梅、桃色の梅の花が植えられていて、
2月ごろより、梅の香りをただよわぜている。
そのお屋敷には、とても美しい娘がおりました。
その娘は、両親からとても愛されて、大切に育てられました。
そして、年頃になると、娘は長い黒髪を束ねて結い上げると
髪飾りを付けて、とても美しい娘になりました。
そして、白い肌に生えるピンクの唇はとても可愛いのでした。
両親はとっても可愛い娘を嫁に出したくなくて、
婿を取る事を考えました。
娘も両親の傍で暮らすことを望みました。
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