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「ちょっと何するのよ!!」
優香は自分の背を押した骸骨を睨もうとした。
「!!」
しかし、振り返った先には発車しようとしている列車とそこからケラケラと笑っている骸骨がいた。
『足元注意してくださいねwww優香さんwww』
「えっ?」
骸骨に言われて下を見ると・・・真っ暗な闇が広がっていた・・・。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
慌てて列車に戻ろうと足を前に出したところ、突然重力に引かれるように下へと堕ちて行った。
『また会いましょうねwww優香さんwww』
それを最後に優香の意識は無くなった。
そして、優香の新たな生は、ある女性の中に宿った。
優香はその女性から新たな名前を貰った。
“ 幽月 妖花 ”
またの名を
“ 暁の乙女・桜花 ”
優香の生を宿したのは、ただの女性じゃなかった。
彼女の名は・・・・・・
“ 暁の巫女・美保 ”
満月の夜に街に来た、天狐だった。
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