第零章~神龍誕生~

6/11

15人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
「寿命だから当然じゃ」 こいつは、「当然だ。どうしてわからない」という顔をする 何が当然なのかさっぱり分からないが、享年が二十歳かそこらが当然で堪るか そんな時代があるわけあるかと言いたいところだが、二百年くらいさかのぼれば、そんな時代があったとか…… そうなると、どうして呼ばれたかだが……どうしてだろうか? こう言っては何だが、何処までも普通の人生を歩んできた自信がある 平均年収より少し高い年収の父と、看護師をしている母の間に生まれ、現在大学……死ぬ直前まで、2chとかでは三流に入るかどうかの瀬戸際の大学に通っていた男だぞ こうやって考えると、非常に悲しくなってくるな。転生主人公って、もう少し格好いいよね? 「お主の出自が悲しいとか、学歴が低いとかはどうでもいいのじゃ。お主……ファンタジーとか魔法が大好きだろ?」 心を読み取れるなら、そこら辺はオブラートに包んでくれないかな? 繊細な私のグラスハートは一瞬にして、ブレイクしますよ?
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加