第零章~神龍誕生~

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「……は?」 「だから……まだないのじゃよ」 「……意味が分かりかねる」 最近は耳が遠くなっていけんな 世界がないって? 世界がないってどういうこと? 可愛い子ちゃんは? 可愛い子ちゃんすらいないのかよ! 駄目だ、もうすでに死んでるのに死にたい そうか。神の頭にも蛆が湧くんだな。神の頭が逝っちまったに違いない。そうだろ……おそらく……きっと……たぶん…… 「お主もひどいことを考えるの……とりあえず説明するぞ。しっかり聞くのじゃぞ?」 面倒なので割愛して整理すると、次のようになる 1,神は、数多の世界の歴史を、そこの世界神に記録させている 2,世界神は忙しいので、その歴史書は雑 3,1000世界記念の試みとして、世界の意思に体を与えて、それに書かせてみたらどうだろう? 4,今、ちょうどいいのが死んだ 5,俺を転生させて、世界の核に… 変なのが混じった気がしなくもないが、大体こんな感じ よく考えなくても、このクズ野郎と叫び出したくなるくらいには最低の理由だが、死んだ人間を使っているだけ良心的……かな?
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