桜ロマンス

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だから創は、真理からペットボトルを受け取って一口、飲んで見せた。 そんな彼の『毒見』に、大きく目を見開くと――慌てたように何かを言い(相変わらず解らないが)何故か赤くなりながらも、ようやくペットボトルに口をつけた。 (別に、仕事だから気にしないって) 逆に子供相手とは言え、気づかいに欠けてしまった自分が悪い――まあ、悪いと思うことは他にもある訳だし。
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