桜ロマンス

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「悪かったな、おっさんとじゃロマンチックじゃねぇだろ?」 本音と言うか懺悔なので、敬語を取っ払って言うと――解らないながらも、真理は顔を上げてジッと創を見つめてきた。 「誕生日に、親御さん達が出会った場所に来てんのに……おっさん、しかもこんな傷だらけのなんてな……せめて、女性のボディーガードと思ったんだが」 目つきやガタイの良さで悪目立ちするのか、昔からよく絡まれたり喧嘩を売られたりした。
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