桜ロマンス

3/26
前へ
/33ページ
次へ
そんな創に、少年の同行者である老婆(家政婦だと言うこちらは日本人だ)が、にこにこしながら説明する。 「殿下は、クロワ語しか話せませんし解りません。今日一日、ほんの数時間のことですので、問題ありませんでしょう?」 「……はあ」 クロワ語、とはクロワ公国で使われている言語、らしい。そしてクロワ公国とは、まだ日本ではマイナーだがヨーロッパで人気のリゾート地であり、留学先だ。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

152人が本棚に入れています
本棚に追加