北上(ほくじょう)

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2人は山に囲まれた、本来なら黄金色に輝いているはずの、水田を周りに見ながら北上していた、 道の真ん中や両脇には、燃料切れや故障、事故の為に放置された車が、所々にあり、 車の中に、幼女と同じ位の年齢だったらしい、顔の左半分の肉を咬み千切られた、ゾンビが取り残され、 ドアを開ける事も窓を割る事も出来ず、通り過ぎる2人を見ながら、窓を幼い手で、パン・・・パンと叩いていた。
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