戦友

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「ユーゴ紛争で自身も負傷しているのに、友軍の所まで重傷を負った俺を抱えて逃げてくれた、 あの時見捨てられていたら俺はセルビア民兵になぶり殺しにされていた、 アフガニスタンでは、外人部隊を除隊した後、CIA局員になり行動を共にしていた、 グリーンベレーの一隊と共にタリバンに包囲されている所を、お前が率いる長距離パトロール隊が タリバンの現地司令部を強襲してくれたお蔭で助かった、俺はお前に2回も命を助けられた、此の恩を絶対忘れない、 故郷にたどり着き家族や知人に再会した後、北海道の日本政府に受け入れて貰えなければ、 連絡をくれ、たとえ俺が死んでいても、俺の一族には政府の幹部や軍の高官が大勢いる。」
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