歓待

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台所から志摩を始め手伝いの女性達が、湯気の立つ丼等がお盆を手に現れ、 皆の前に手拭きのタオルと共に置いて行った、膳は豪華では無いが異変前なら一般家庭で普通に食されていた物で、 丼にたっぷりよそわれた白米、豆腐とナメコの味噌汁、ほうれん草の御浸し、こんにゃくと野菜たっぷりの煮もの、大根や白菜の漬け物、キャベツが添えられた目玉焼き、 幼女の前には目玉焼きの代わりに、フワフワのオムレツ、デザートとして皮を剥いた柿が四つ切りにして出てきた。
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