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信次は戦友の忠告に従い、兵庫県と京都府の境の山道を都市部の方向を目指して居たとき、
道の両側に十数軒の家が寄り添うように立っている集落に差し掛かった、
その中の1軒から子供の泣き声がし、ゾンビが数体家の中に押しいろうとしていた、
ゾンビの頭を撃ち抜き、他のゾンビを警戒しながら中をのぞき込むと、
女が布団に寝ていて、その脇で子供が泣いていた、
ドアの後ろに作られたバリケードを無理やり押しのけ中に入ると、
女が手にバール持ち、ふらふらしながら起き上がり、入ってきたのが人間だと分かると、
「お願いですから何か食べる物があれば何でもしますから分けて下さい。」
言いながら服を脱ぎ始めた、女はそうやって食料を得てその得た大半を子供に与えて居たらしく、
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