画家と農夫

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ああ… 俺は自分の足元の株を、手で掘ってみる。 そして、 「こっちは男みたいだ。」と言ったが、 彼は 「うーん。」 と返事をするだけだった。 彼は善良な農夫で、俺は…画家。 悪いことなど、何もしていない。 本当さ。 この地下にひろがるのはイモ畑。 ただ… “人の形をしている” それだけなのだ。
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