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「貴方がここに連れてきたの?」
フフっと少年のように彼は笑った
「そうだよ?」
「なぜ」
グサッ
「いっ…ア゙ア゙ア゙ア゙!」
なぜ、そう言った瞬間足に凄まじい痛さが走った
刃物のような物が足を深く貫いている
ザシュッ
っと音を立てて刃物を抜かれた足からは血が流れ出ている
「何を…クッ」
「アハハ!興味がわいたんだよ、見てよこの傷!もう、傷口を塞ごうとしてる
この回復力、普通の人間ならありえないよね?君、何者?」
私は、生まれつき、怪我をしてもすぐなおってしまう
周りは気味が悪いといった、私はその事を隠すようになった
私は何者なのか、わからない、私だって知りたい
「ねぇ、聞いてるの?まぁ、君の中身を見れば何かわかるかもしれないけどね」
怪盗Xの手は形を変え刃物になった
私の首にグイッと近づけて、ニコニコと笑っている
「私を、殺すの」
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