第1章

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「貴方がここに連れてきたの?」 フフっと少年のように彼は笑った 「そうだよ?」 「なぜ」 グサッ 「いっ…ア゙ア゙ア゙ア゙!」 なぜ、そう言った瞬間足に凄まじい痛さが走った 刃物のような物が足を深く貫いている ザシュッ っと音を立てて刃物を抜かれた足からは血が流れ出ている 「何を…クッ」 「アハハ!興味がわいたんだよ、見てよこの傷!もう、傷口を塞ごうとしてる この回復力、普通の人間ならありえないよね?君、何者?」 私は、生まれつき、怪我をしてもすぐなおってしまう 周りは気味が悪いといった、私はその事を隠すようになった 私は何者なのか、わからない、私だって知りたい 「ねぇ、聞いてるの?まぁ、君の中身を見れば何かわかるかもしれないけどね」 怪盗Xの手は形を変え刃物になった 私の首にグイッと近づけて、ニコニコと笑っている 「私を、殺すの」
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