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「実家到着ー!!あ、父さんと母さんに挨拶してこよ」
「相変わらず田舎だなぁ・・・・・」
日向は玄関に入り靴を脱いでいると爺さんと婆さんが此方を見てニコニコしていた。
「ようこそ、日向」
「日向もすっかり大きくなったのう・・」
「よ!ジーチャンバーチャン!!出てこなくてもいいのに」
靴を脱いで家に上がりジーチャンとバーチャンを部屋に連れて行く。
母さんは奥の部屋で荷物を整理していた。
「母さんは一階の畳の部屋使おうっと!日向は二階の部屋ね!荷物はもう引っ越し屋さんが運んだみたいよ!」
「お、おう」
日向は廊下に出て階段を登るとすぐに部屋が見つかった。その部屋に入ると段ボールが積んであった。
「さて・・・明日は新しい学校だし制服を出して・・・・って新しい制服ないし!!」
ハッとなり部屋から出て階段を駆け下り日陰がいる部屋に行く。
「母さん!!新しい学校の制服ないんだけど・・・!!」
「・・・・・・・てへぺろ!」
「うぜぇぇえ!!」
全力で叫ぶと日陰は前の制服を着て行けと言った。
「・・・・だりぃ」
「日向、母さんだって辛いのよ!この段ボールを片さないといけないとか!!もう面倒!!」
「母さん家を売り張らなければ・・・・」
「嫌よ!!あんな男の買った家で生活なんて!!」
「・・・・・俺も片してくるわ」
また来た道を戻り自分の部屋に戻る。段ボールを一つずつ開けて荷物を出す。
少しホコリ臭いので窓を開けて伸びをする。
「さて!やるか!!」
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