Act.4

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買い物を終えて、瀬那川共々マンションに戻る。 買い物袋をひとつずつ持ってエントランスを抜けようとした時、クリーニング店からちょうど紺野君が出てくるのが見えて。 咄嗟に私は瀬那川の陰に隠れる。 さすがにあのパンツの件もあるし、バツの悪さに堪えきれなくて。 けれど、少し離れたその場所から紺野君が声を掛けて来た。 「あ、津川さん! さっきお預かりしたスーツなんですけど…」 と、その時。
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