Act.4

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何故か瀬那川が返事をした。 「それがどうかしました?」 ちょ…なんでアンタが返事すんのよ。 そう思いながら慌てて瀬那川の横顔を見あげる。 けれど私と瀬那川の正面で、紺野君はクスッと小さく笑ってから言った。 「火曜日の仕上がりってお伝えしたんですけど、今日の集荷に間に合ったんで、明日には仕上がるそうです」 「ああそうですか。…だってさ、映見」 …はいっ? 今、瀬那川…私を呼び捨てした?
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