Act.4

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「…ありがと」 「どーいたしまして」 瀬那川の事、ちょっと見直した。 そう思ったのに。 「つーか、課長は何も飾らないし、仕事一筋で生きてるのは百も承知ですけどね。 無防備にも程がありますよ。 俺がそのケツ掴んでいきなり突っ込んだらどーすんですか?」 「はぁっ?!」 「男っつーのはそーいう生き物です。 目の前にケツ突き出されたら、間違いなく突っ込みたくなる」 …こっ…こいつはっ…。 思わず構えた私の姿に、瀬那川はぶはっと吹き出した。
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