Act.5

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受けて立ってやる。 そして100日後に瀬那川に言ってやる。 『瀬那川の女にはならん!』と。 意味もなく自分を奮い立たせた百夜通い1日目の夜。 もうひとつの恋愛バトルが勃発していたなんて当然、私の知るよしではなかった。 そして瀬那川という男が、この時何を思っていたのかも。 全てを知るのは、夏の夜空に輝くはくちょう座のデネブだけだったのかもしれない────。
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