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「じゃあまた明日」
しっかり明日の夕飯用だという、一夜漬けの仕込みまでして瀬那川は満面の笑みで帰って行った。
パタリと閉じた玄関の扉を見つめながら、しばしぼんやりする。
確かに瀬那川と一緒に食べた夕食も、食後にテレビを観ながら飲んだビールも、いつもと違って美味しかったし…楽しかった。
けれど、それは別に瀬那川が好きな訳でも何でもなく、ましてや100日もこれを続ける意味が分からない。
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