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「瀬那川」
「なんですか?」
「ビール1本だけなの?」
思わずぼやいた私に瀬那川は、ふはっと吹き出して笑った。
「もしかして落ち込んでるのってそこ?」
「…そりゃそーでしょ。1日働いて唯一の癒しがそれなのに…」
歩きながら爆笑した瀬那川は、涙目になりながらまた私の頭をポンと撫でる。
「分かりました。じゃあ2本まで許す」
…なんか…まるでダダをこねた子供みたいな扱いされて、複雑な気分。
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