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「って言うかさ、なんで瀬那川の方が上から目線なワケ?」
「会社の中では上司だけど、仕事終われば男と女。
主導権を俺が握るのは当然でしょ?」
…意味わかりませんけど。
「彼氏でもないのに?」
「99日後には彼氏です」
「……好きでもないのに?」
その言葉に瀬那川は何も答えず交差点を渡って行く。
どことなくその背中に拒否されたような感覚を感じて。
やっぱり好きだから口説いてるんじゃないんだって実感する。
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