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「ホントに仲がいいんですねお二人は」
笑いながら言った紺野君に、瀬那川は真っ直ぐ前を見つめたまま呟く。
「まぁ24時間一緒ですからね」
「あ、同じ会社なんですか?」
「ええ」
…なんだこれ。
完全に私の存在無視。
そう思った時、紺野君がポツリと言った。
「でも彼氏さん、俺と同じ大学でしたよね?」
その言葉に瀬那川はジロリと紺野君を見つめると、初めて見るような冷酷な瞳で答えた。
「そうでしたか?」
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