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「あ、じゃあ先に行って津川さんのスーツ用意しておきますね」
そう言ってクリーニング店へと走って行った紺野君の背中を見つめながら私はポツリと呟いた。
「あれ…?週末のバイトだけじゃなかったんだ」
途端に足元にしゃがみ込んだままだった瀬那川の瞳がジロリと私を見上げる。
「課長」
「はい?」
「やっぱアイツは要注意です」
「は?」
「俺、アイツ大嫌い」
…意味分からない。
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