Act.7

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「ホントはその有坂って女となんかあって、紺野君に聞かれたら困るからじゃないの?」 口から出てしまった言葉で、瀬那川の瞳がまたさっきみたいに冷酷に変わった気がして。 「…なんて…ジョーク…わっ!」 誤魔化そうとした瞬間、腕をぐっと掴まれてエントランスの横の壁に押し付けられた。 「…犯しますよ?そんな生意気なコト言ってると」 「はぁっ?!」 「俺がその気になればいつでも課長を押し倒せるってコト、忘れないで」 真っ直ぐに見つめられて落とされた言葉に、思わずゴクリと唾を飲んでしまった。
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