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その質問に瀬那川はふっと小さく笑うと眉を下げて私を見つめる。
「言いませんでしたっけ。俺、誰かを本気で好きって思ったことないって」
「…言ったけど…。じゃあ…」
「うん。これが恋だったとか言いきれる記憶がない」
…あれ…?
なんだろう…なんだかすごく胸が痛い。
そう思った瞬間。
「だから映見が俺に恋させてよ」
「…は?」
「99日目までに」
…さっぱり言ってることが分からない。
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