Act.7

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「部長も葉月もいい加減にして下さい。 表参道のカップケーキ買って来ましたから。 葉月も食べてく?」 私の言葉にそれまで鋭かったふたつの瞳がキラキラと輝く。 すかさず部長のデスクに瀬那川が置いたカップケーキの箱には、色とりどりのパステルカラー。 「やだー!なにこれ超可愛い!!」 「私ピンク~」 早速箱に伸ばされた葉月の手を楠田部長はピシャリと叩いた。 「ピンクはアタシの!」 「えー?私もピンクがいい!!」 まるでおねだりする子犬のような目で楠田部長を見つめた葉月。
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