Act.10

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けれど私の隣で落ち込んでいたはずの葉月が、それを黙って見ている事はない。 「ちょっとぉ映見、この爽やかクンとはどーいう関係よー」 「あ、うちのマンションの大家さんのクリーニング店でバイトしてる…」 葉月に説明しようとしていた私の言葉を途中で阻止するように、紺野君は葉月に頭を下げた。 「初めまして。紺野亮平と言います。 津川さんにはいつもお世話になっています」 …いつもって…。 まだ知り合って1週間も経ってないんだけど。
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