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「な…なに?」
「それがさ…今日泊まる部屋なんだけど…」
動き出した四角い空間の中にボソッと友哉の声が響く。
「急な出張だったから部屋が取れなくて…」
「…は?」
「うん、ツインしか空いてなかった」
……な……なんて?!
キョトンとしてしまった私に友哉は、気まずそうに頭を下げた。
「だからさっき、聞いたんだよね。瀬那川君と付き合ってるのかって。もし付き合ってたらやっぱそれは気を使うしさ…」
いやいや。そーいう問題よりも…。
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