1318人が本棚に入れています
本棚に追加
「まぁ部長も事情を知ってるし、経理部の三浦さんにはちゃんと説明して口止めしておいたから」
あっけらかんとした表情で言った友哉に呆れる。
三浦晴香なんかとてもじゃないけど私は信用出来ないのに。
それを分かってんのか分かってないのか、友哉は開いたエレベーターから歩み出しながら言った。
「三浦さんは一応俺の味方だからさ」
「どーいう意味で?」
「別に変な意味はないけど、まぁ同志かな」
「同志?」
首を傾げた私に友哉は曖昧な笑みを見せながら、ドアにカードキーを差し込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!