Act.11

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しぶしぶベッドに荷物を置いて、早速仕事の資料を広げる。 カナダに来た目的が何よりも優先でプライベートな問題は後回しだ。 「オーガニック小麦の確保数はどれくらい?」 「うん、今の工場の生産限度から2割増しくらいしてもらわないと厳しい」 「了解。その辺は俺が交渉するから映見は品質管理の方の確認しておいてな」 「分かった」 仕事の面では、やっぱり友哉は優秀な人材だけに話が早い。 これが友哉以外の営業が同行だったらこんな風にポンポン進んでは行かないだろう。
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