Act.12

17/35
1145人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
『蓮都ーっ、まだぁ?』 …え? 『あ、じゃあ課長またあとで連絡します。 黒田さんに口説かれないよーにね』 ブツッと音を立てて切れた電話で、いつもの余裕がなく慌てた瀬那川が想像つく。 …何、これ。 北海道に出張して…何してんの? 呆然と切れた電話を見つめる私に友哉が不思議そうに声を掛ける。 「映見?どうかした?」 「……ううん、何でもない…」 取り繕った微笑みを浮かべてみても、私を誰よりも知っている友哉に誤魔化しなんて効かない。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!