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家の近くの幹線道路でタクシーを降り、コンビニでビールを買ってから瀬那川と一緒に歩く道。
どうやってこのゲームを終わらせるべきなのか悶々と考えていた私は自然と無言になってしまう。
けれど今日の瀬那川はいつもと違って、同じように無言のまま歩みを進める。
すっかり秋の色が濃くなった街路樹が夜風と共にその枝から黄金色に染まった葉を舞い落とした。
「クリスマス企画で頭の中にはジングルベルが鳴り響いてるけど、世間はまだ秋なんですよね」
「そーだね」
…なんだろう。
やっぱりいつもの瀬那川っぽくない会話は違和感しかなくて。
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