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「俺、年末までこの会社にいれるか分からなくなって来ました」
「へっ?」
「今まで話したことないんですけど。
俺の実家の方が相当ヤバくなって来ちゃって、このままだと戻らなきゃいけなくなるかも知れません」
いきなり瀬那川から打ち明けられた身上話に思わず面喰ってしまった。
だって瀬那川は絶対に私にそんな話をするとは思ってなかったから。
紺野君が言っていたように、自分の事は今まで話したがらなかった瀬那川だけに、5年も一緒に働いていたって彼の出身が静岡だったとかそんなことすらつい最近知ったばかりだったし。
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