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静岡から戻った俺は、どうしたら兄貴が考えを改めてくれるのだろう、小雪の思いを受け入れてくれるのだろうと悶々と悩んでいた。
兄貴が小雪と結婚する気になってくれたら物事は全て丸く収まる気もしたし、俺自身もそうする事で自由に生きれるようになる気がして。
そんなある日。
「瀬那川ちゃん、今夜は二人だけで飲みに行こうか」
いつもなら葉月さんや津川映見も誘うのに珍しく楠田部長からそう誘われ二人だけで飲みに出た。
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