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突然開かれた部屋の扉。
そこには満面の笑みを見せる小雪の姿と…勇太郎。
「…え?」
ポカンとしてしまった俺にはお構いなしに小雪が腕を引いた。
「おかえり蓮都。駐車場の車見た?
あれね、お父さんから私たちへの婚約祝いだって」
「…は?」
さっぱり言われた事が理解出来ずに首を傾げると、ソファーに腰かけていた勇太郎が言った。
「いやーまさか小雪が妊娠してるなんてビックリだったよ蓮都。
それに俺の子だから責任を取るなんていきなり電話で言われて心臓が止まるかと思ったぞ」
…何それ…?
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