1206人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし気になるのは、俺が自分の子だから責任を取るなんて事を勇太郎に言った覚えなんてない。
それ以前に俺は小雪と会う事自体が5年ぶりだったんだし、当然身に覚えのない事だ。
しかしさっきの話では、完全に俺が言ったかのようだった。
いったい誰が…？
とそこまで考えて気づいた。
もしかしてそれは、小雪の言う紺野…か？
「勇太郎、ちょっとゴメン」
小雪の前だけに勇太郎に事実を告げることも出来ないまま、俺はクローゼットの中から大学時代のアルバムをひっぱり出した。
最初のコメントを投稿しよう！