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ようやく仕事の方に目途がつき、会社を出ようと荷物をまとめていると企画室に葉月が飛び込んで来た。
「映見!来てたの?!」
「あ…葉月、心配かけてゴメン」
「私はいいけど瀬那川の様子はどうなの?」
「うん…まだ意識が戻らないの」
「…そっか…。これからまた病院?」
「うん」
葉月にしてみたら色々と聞きたい事があるのは当然だろう。
しかし今、すぐに病院に向かいたいという私の思いを誰よりも理解しているあの人が言葉を投げる。
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