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どことなく刺々しいやり取りの二人に違和感を覚えながらも、結局三浦晴香と営業部ご一行様と合流する形でテーブル席へと移動する。
しかし他の営業部のメンバーはどこか遠慮気味で結局俺の右隣に葉月、そして正面には三浦晴香と黒田友哉が席についた。
これじゃまるで黒田君と三浦晴香のカップルとのWデートのような絵面だなと失笑しながらとりあえず乾杯した。
「ところで黒田君、楠田部長に美味しい話ってどんなネタよ」
「宴は始まったばかりなのにいきなり?三島さんは相変わらずせっかちだなぁ」
「もったいぶってないで早く話しなさいよ」
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